男性によって肌の状態や体質や体調が違いますので、一言で原因を特定することはできませんが、上記のような問題や要因が重なり合って肌に負担がかかった結果、にきびができてしまうことが一般的な理由として多いです。
にきびは気づいたときには肌にできていますが、皮膚の表面に現れる前に実は内部でできているのです。微小面ぽう(微小面皰)と呼ばれるもので、目に見えないくらい小さなものですが炎症が起きる前の皮脂が毛穴につまりはじめた状態です。放っておくと、白にきびや黒にきび、炎症性の赤にきびへと、進行してしまいます。
毛穴の皮脂がつまり炎症を起こした「赤にきび」がさらに悪化すると内部が化膿します。炎症が広がり化膿したにきびは周囲の細胞を破壊していくので、にきびが治ってもにきび痕が残ってしまいます。 にきび跡は肌表面に凹凸が残ってしまったものなので一度できてしまうと元のなめらかな肌表面に戻すのは簡単ではありません。 また、化膿したにきびは周囲の毛穴にも影響を与えるので、1つにきびができると周囲にどんどん増えてしまいがちです。
特に思春期には男性ホルモンの働きが活発になり、毛穴の奥の皮脂腺から大量の皮脂が分泌されます。またストレス等によってホルモンバランスが崩れることによっても皮脂の分泌が盛んになります。
皮脂が大量に分泌された結果、角層をうまく排出できず毛穴をつまらせてしまいます。このように毛穴に皮脂がつまって目に見えるくらい大きくなった状態が白にきび、黒にきびです。
毛穴がつまると毛穴の中でアクネ菌が増殖していきます。その結果炎症が起き、赤く目立ったにきびとなってしまうのです。